「蝶ネクタイの標本」blog | BOWTIE SPECIMENS

蝶ネクタイ ブランド「蝶ネクタイの標本」のブログ。蝶ネクタイの歴史,結び方,種類など、ネクタイ史研究を土台に生み出す作品を発信します。"BOWTIE SPECIMENS" is Traditional and Creative BowTie brand. How to tie 23 ways BowTie Knot ? 150 years History , many design types.

4.片わな結び/解説_One-Sided Ring Knot History,アシメトリーな結び方/Asymmetry Wings BowTie-Style

片わな結び/One-Sided Ring Knot 解説

 

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このページでは、片わな結び(One-Sided Ring Knot)について解説します。同義語として、片輪奈(かたわな)結び / 片輪(かたなわ)結び / 片花(かたはな)結び、などがあります。

 

 

 

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©Another-Design-Inst. / 19th Century Pointed End / 4.0cm width 

 

 

 

片わな結びは、日本では着物の帯結びの1つとして使われています。またネックウェアでは、女性用のスカーフ結びの1つとしても使われています。

 

 

 

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©Another-Design-Inst. / 19th Century  Square End / 5.0cm width

 

 

 

しかし、蝶ネクタイで結ぶことができるということは、あまり知られていません。左右が非対称に見せて、ユニークな印象を与える方法として、片わな結びは効果的です。

 

 

 

 

 

片わな結びの歴史

 

 

 

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Public Domain / Wikimedia Commons / undated  Thomas Starr King

 

 

 

上の写真は、クラヴァットを片わな結びで仕上げていますが、1840年代から写真技術が庶民に普及したこと、1850年代頃からメンズ・ネックウェアの主役が、徐々に蝶ネクタイなどに変わっていったことを考慮すると、

 

 

 

19世紀中頃から後期の写真であることは、推測できます。下の1840年代の絵と、それほど差はないかもしれません。

 

 

 

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Public Domain / Wikimedia Commons / 1847  Ludwig des Coudres

 

 

 

その後、蝶ネクタイでも結ばれていたかという点については、結んでいた人もいたことでしょうが、かなり少数派であったと思います。

 

 

 

音楽家、フランツ・リスト片わな結び結んでいると推測される肖像写真があるのですが、詳しくは片なが結びのページで解説しています。

 

 

 

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Wikimedia Commons / ca.1845  Bahrdt, Johann Friedrich 1789-1847

 

 

 

この片わな結びに関しては資料が少なく、今も資料を探しています。ただメンズ服飾史上、少なくても約150年以上は前から結ばれていたことは確かですし、面白い結び方です。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

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