蝶ネクタイの結び方 How to Tie a Bow Tie

蝶ネクタイ(ボウタイ)の結び方、コーディネイト、歴史など。ネクタイ史研究者の蝶ネクタイ・ブランドが発信するブログです。How to tie a BowTie, Styling, History etc. BowTie Specimens Presents.

ブラームスの蝶ネクタイ[なぜ彼はラバリエール派になったのか?]【歴史人物2】

ラヴァリエール派になったブラームス

 

 

 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms

 

 

 

「今回の歴史人物は、19世紀ドイツの作曲家ブラームス[Johannes Brahms(1833-1897)]です。

 


上は1853年、ちょうど二十歳の頃の肖像です。イケメンぶりを発揮していますが、クラバットの巻き方(結び方)にまだ迷いがあるというか中途半端な感じです。

 


クラヴァット1850年代を境に、蝶ネクタイなどになっていきますから、メンズ・ネックウェア転換期でもありました。

 

 

 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms

 

 

 

上の写真は1865頃、30代になっています。これは明らかに蝶ネクタイと呼んでよいと思いますが、尾垂結び(Tail Knot)[造語]で結んでいます。


音楽家であると同時に、自分のファッション・スタイル、ボウタイ・スタイルも模索していた時期なのかもしれません。

 

 

 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms 

 

 

 

そして1870年代、30代後半から40代にかけて、とりあえず納得のいく自分の蝶ネクタイ・スタイルが確立したようです。まさに1.5センチ〜2.0センチのボインテッドエンド形を、短めに交差結び(Cross Knot)で結んでいます。

 


 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms

  


 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms

 

 

 

さてこの後1880年代の、50歳代から亡くなる60歳代にかけ、ブラームスは次第にぽっちゃり体型の大ヒゲ・スタイルに変貌していきます。色んな迷いのなかで、何らかの境地に辿り着いたのでしょうか。



こんなに長くヒゲを伸ばすと、もし40代の頃のポインテッドを結んだとしても、隠れてしまい見えません。「う〜ん、ヒゲは剃りたくない蝶ネクタイも付けたいから、でっかくしちゃおうっと(= ̄ ρ ̄=) 」



と思ったかどうかはわかりませんが、晩年はフランス語で大型蝶ネクタイを意味する、ラヴァリエール(ラバリエ/lavallière)を結んでいたようです。

 

 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms 

 

 

 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms

 

 

 

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Wikimedia Commons / Public Domain            Johannes Brahms

 

 

 

蝶ネクタイとシャツ衿の合わせ方をこだわる人だけでなく、実はヒゲとの合わせ方もあるんだと言うことを教えてくれています。(マニアック過ぎる( ̄▽ ̄))

 

 

 

ブラームス: ハンガリー舞曲第5番

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 こちらの記事でアスコットタイで結べるラヴァリエールについても書いています。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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